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転職を踏みとどまっているアナタへ。

転職しやすい有効求人倍率の高い業種

有効求人倍率が高くて転職が成功しやすい業種に、とび職や鉄筋作業などの建築・土木職がある。鉄筋の組立てや取り付け作業などの躯体関係の仕事をしたり、足場組みや家屋の解体・取り壊しなども行ったりする業種だ。仕事がハードで全国的に人手不足が懸念され、他にも、電工や配管工、左官、畳職などの建設関係も不足傾向と言われている。
鉄道線路工事をはじめとする土木関係も、若者離れが取り沙汰されている業種だ。そのため、雇用促進の取り組みがなされており、賃金や社会保険を含めた待遇や福利厚生面において改善を図って建築業界の活性化を進めている。転職を成功させるには、このような業種も狙い目だろう。
このほかに有効求人倍率が高いのは、保安職や警備員といった業種も挙げられる。具体的には自衛官や消防員などを指し、これらの業種は深夜労働や危険を伴う特色があることから、人手不足が懸念されている。しかし、遠隔監視システムの操作など新たなスキルを身につけたり、国家資格を取得して、より専門的な業務に就くことも可能である。
そして、獣医師や薬剤師などの医療・介護福祉業界も転職しやすい業種だ。24時間救急医療が求められる過酷な労働と高齢化社会で対応できる看護師などが不足し、今後ますますニーズが高まる業種と言える。これから医療を担う医療従事者のためにも長時間労働などの働き方を見直し、適切な労務管理を実施することが期待されている。
他には、美容師やクリーニング職・家政婦などの生活衛生サービス職も、建設職などと同様に転職が成功しやすい業種だと言われている。転職を有利に進めるためには、有効求人倍率をうまく活用することも成功への一歩である。